メーターが落ちる瞬間が撮れていた。
なんでもない瞬間にそれは訪れるのだな。
2014年に第三京浜を走っていたら同じくスピードメーターが落ちてしまって、その時は岡山にあるクラフトビーさんに送ってオーバーホールをしてもらった。
今回の不具合はどこなのかなと、翌日の仕事終わりにカミカゼに行っきた。
東京って狭い範囲にいろんなお店がギュッと凝縮されているので、私は好きだ。
スピードメーターが逝っちゃって。と話すと、ケーブルでしょうね。とのこと。
最初の不具合で、メーター側のギアが舐めてしまった経験をしていたので、今回も大掛かりになるのかなあと思っていたので、軽傷で済みそうで一安心。
読み通りにケーブルで、ホイール側から抜いた切れたケーブルを見せてもらった。前回の不具合の時に交換してもらったと考えると、10年、ちょうど7,000マイル(11,200km)で交換。(10年前に交換していなければ少なくても16年以上は経過している)
カウルを外して切れたケーブルを外す際に、「ウィンカーのオートキャンセラーって生きているのでしたっけ?」と声をかけてもらった。
オートキャンセラーは、Z1-Rを譲ってもらった時には既に機能しておらず、電装ハーネス刷新の際にシステム自体を取ってしまったので、今はもう無い旨を伝えると、「じゃあ、メーター直下のこのパーツも外しましょう」と、取り外したパーツを受け取る。
オートキャンセラーって、左グリップ下の車体の傾きを検知するシステムで制御していると思っていたけど、併せて、このパーツが、車体が進んでいることを検知、信号を送って、ウィンカー解除していたんだな。
この構造を見ると、今も動き出す度に一方的に信号を送り続けていたのかな。とか考えると、システムやプログラムって従順で愛おしい。
交換したケーブルの両端をプライヤーで締めている様子を見ていて、そういえばスピードメーターが逝った時に車体を確認したら、タコメーターのエンジン側のネジが外れていて(これは私の車体ではよくある)、手で締め直すという応急処置をしていたことを思い出し、増し締めのお願いをした。
締めてもらう際に「ネジがバカになっている」と、見せてもらい、急遽タコメーターも交換。
おそらく、過去何度もこのネジが外れた際に、私が力いっぱい締めていたせいで、クラックが入ってしまったのだ。
ここは外れやすいので。と、一工夫して締めてもらい完了。カウルを戻す前に、タコメーターのケーブル交換もしてもらえて良かった。
総距離:37,740mile
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