前回の皐月の陣ではレース全体の雰囲気や上位数名の出場者と、そのマシンを手がけているエンジニアをざっくりと把握することができた。
inputが増えると、ひいきのレーサーやエンジニアが出来てレース観戦が一層楽しいものになる。
MONSTERクラスの個人的な見所の一つは、前回の優勝者 POWER-BUILDERの川島さんが連覇をするか、前回2位のブルーサンダースの佐伯さんがそれを阻止するか。
予選順位は川島さんが一人4秒代の1’04.858でポールポジション。佐伯さんは1’05.579の5位。5秒代に2位から7位までがひしめく状態。
MONSTER Gr.A 決勝の準備が整った。
スタート前のオープニングラップで予選2位のブルーサンダースの新井さんがフロントを浮かして駆け抜ける。
私は第二ヘアピン手前、DUNLOPアーチ直後のスタンドで観戦していたので、スタートの瞬間は見ることができないが、実況の盛り上がりと、モンスターエンジンの咆哮でレースが始まったことがわかった。
第一コーナーを抜けて加速する先頭集団が小さく見える。
川島さんの緑のレーシングスーツの前に誰かが居る?
DUNLOPアーチを一番に抜けてきたのは、予選2位の新井さん。続いて佐伯さん。そして川島さんと続く。
ブルーサンダースが1,2位。テンションが上がる。
佐伯さんは5位スタートから半周(恐らく第一コーナー)で2位に浮上したようだ。
一緒に観戦していたD5さんが撮影した臨場感のある迫力の動画。
最終ラップ。
最終ラップで目の前を駆け抜けるZ1000Rを見ながら、「優勝は川島さんかな」と思っていたのだが、最終コーナーに続くバックストレッチで、新井さんが川島さんに喰らい着いているのが一瞬見えた。
最終ラップの動画の22秒ぐらいで、川島さんが一瞬後ろを振り返っているのがわかる。
ゴールで実況が絶叫しているのだが、エキゾースト音でかき消される。
何かが起こっている。しかし、それが何なのかが判らない。
ゴールシーンが見えないのがもどかしい。
やっと実況の声が聞こえてきた。なんと計測システムが表示したラップタイプが1位、2位が同着で差が0’00’00。
こんなことってあるんだなあ。。
写真判定の結果、1位が新井さんで2位が川島さんという結果に。3位に佐伯さん。Gr.Aの結果には佐伯さんは、
2010 テイスト・オブ・ツクバ共通車両規定 (8)違反(音量規定)により、国内競技規則 32-1-4 (失格)を適用した。
とあった。残念。。
とはいえ、ブルーサンダースが前回の雪辱を果たした形。見応えのあるレースだった。
見たかったレースがこんなにもドラマチックに盛り上がり大満足。
最終のエキシビションレースのMONSTER Gr.Bも見たかったのでスタンドに残り、HERCULES & S-MONSTER Evo.を観戦。
このレースにはDucati Desmosediciが走るとのこと。
レースマシンの写真を撮るのは難しい。普通に撮るとマシンが早すぎてブレてしまうので、次の周回は車体のスピード(動き)にあわせてカメラを振って撮ったのが右の写真。なんちゃってだけど割とうまく撮れた。
Monster Gr.B決勝は、ぶっちぎりで優勝した石神さんが1’04.501とこの日のMonsterクラスGr.A,B合わせての誰よりも早いlap timeを出したのだから驚き。
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いいですねえ。
川島選手のライディングフォームにグッときます。ゼットなんですか?
我々のバイクもそうだけど、昔のディメンションのマシンは、こうやって
リアステアで走らせないと曲がらないものね。
ノスタルジックで最高の雰囲気です。
エディローソンのスーパーバイクを彷彿とさせる。
>ケビンさん
いやー。楽しかったです。川島選手のマシンはZ1000Rです。
エディローソンのスーパーバイクを彷彿とさせますよね。
こんな風にマシンを操れたら楽しいんでしょうね。憧れるなあ。
動画を観ても凄い迫力ですね。
レースって独特の雰囲気で好きです。
最近サーキットへ足を運んでいないので行きたくなりました。笑
うちのZ1-Rも復活したのでワインディングを楽しむ時間を作りたいと思います。
気分だけでもスーパーバイクです。笑
迫力ありますね。
昔行った記憶がよみがえりました。
臨月間近の嫁をほったらかして筑波へ。
帰ったらこっぴどく怒られましたが。
空冷四発いい音してます。
>KAZさん
レースは独特の雰囲気ですよね。目の前の展開にものすごく興奮しました。
KAZさんのZ1-R、リアのブレーキリフレッシュで調子よさそうですね。
峠を駆け抜けてください。
>Z1000Jさん
動画は迫力が伝わってきますよね。
>昔行った記憶がよみがえりました。
>臨月間近の嫁をほったらかして筑波へ。
Z1000Jさんにそんな過去が。でもレースの魅力ってすごいですよね。