GWの5/2-4で1都8県(東京-神奈川-山梨-長野-岐阜-福井-石川-富山-新潟)をZ1-Rで巡ってきた。
3日間の行程を1日ごと3回に分けて書いていく予定。
初日の5/2(土)は東京から福井まで、日本海を目指して列島横断538kmの行程。(初日のルート詳細)
今回のツーリングは、小学生の時からの地元の友人5人と一緒に。
isz(ZRX)、kym(katana)、akb(DragStar)、kn(Enfield BULLET350)、tkm(YZF1000 Thunderace)と私(Z1-R)。
待ち合わせは中央道の談合坂SAに午前6:30に集合。
5/2(土)はGW後半の5連休の始まりで、事前のニュースで5/2の午前5時に中央道相模湖ICは45kmの渋滞予想がでていた。
前日の夜に積載する荷物をセットし、当日は午前4時過ぎに起床。
出発前に駐車場で暖機をしていると、同じくキャンプ道具を積んだGPZ900R Ninjaの同い年ぐらいの人が居て、「この人もいまから出発するのかな」なんて思っていたら、準備が先に済んだGPZ900R Ninjaが私の横で一瞬停まって一言、「良い旅を!」と言い残して走り去っていった。格好良すぎる…。
時間通りに出発して、首都高(永福)に午前5時に乗れた。中央道は予想通り、要所要所で車は大渋滞(とは言っても45kmの渋滞予想は言い過ぎに感じた)。
バイクは時速40kmぐらいのスピードですり抜け可能で、午前6時少し前には、談合坂SAに到着。(左の写真)
kym以外は時間通りに集まることができた。kymは相模湖ICに乗るまでに苦戦しているようで、八ヶ岳PAで待ち合わせすることに。
談合坂SAからは車もほとんど渋滞なく快適。八ヶ岳PAに7:45に到着。缶コーヒーを飲んでいるうちにkymが到着。全員揃ったので一気に伊那ICまで。
「さあ、山道を満喫しよう!」と、上の写真のコンビニを出発してすぐ、権兵衛トンネルの手前で先頭を走っていた私が、不覚にもネズミ捕りに捕まってしまった…。
正確には、長野県伊那市西箕輪6467番地256。気持ち良い一本道で、罠を張るには絶好のポイント。60km/hの制限道路を80km/hで走行して20km/hオーバーの違反。
2点減点の12,000円の罰金。長野県の税収に不本意ながら貢献してしまった。
速度をオーバーした私が全て悪いので何も言い訳はできないが、なかなかの出鼻の挫かれかた。
ここで腐ったら旅が台無しなので、気を使う皆には努めて笑顔で早く忘れることに。
気を取り直して出発しようと、各々エンジンをかけるもkn(Enfield BULLET350)の様子がおかしい。
なんとキックペダルのバネが金属疲労で折れたようで、キックはできるがキックペダルがプランプランの状態。
荷物を留めるゴムで応急処置は完了(写真のペダルの緑の紐がソレ)。今度こそ気を取り直して出発。
澄んだ空気を吸い北アルプスの山々を見ながら、単線の線路と清流沿いの山道を走り、いくつもの山とダムを越えて、まずは岐阜県高山市を目指す。左手に御嶽山(3067m)、右手に乗鞍岳(3024m)(その奥には八ヶ岳などの北アルプスがくっきり)を見ながら開田高原を走る道が気持ち良すぎた。
こういうロケーションを走るにはバイクは一番快適なのではないだろうか。
写真を撮る旅ではないのと、6人での旅なので自分勝手に停まることはせず、写真はないが記憶に残る道だった。
12時前に高山市内に入り、地元の人で賑わう「國八」という食堂でお昼ごはん。
大きな鉄板に赤味噌で味付けされた牛肉が食べれる食堂。豆腐やホルモンもご飯が進む。
ライダーにも人気で写真の手前にはPA並みにバイクが20台ぐらい所狭しと停まっていた。
13時半に國八食堂を出て、中部縦貫自動車道に乗る。白鳥ICで降りる予定が、ぎふ大和ICまで行き過ぎてしまうというアクシデントを笑顔でこなして、R156で白鳥まで戻り、九頭竜湖を目指し山道を走る。九頭竜湖と九頭竜ダム(発電施設)が予想以上の大きさで印象的だった。
tkm(YZF1000 Thunderace)の峠の走りが速すぎて付いていけない。もう少し早く走れるようになりたいなあ。
九頭竜湖を抜けて越美北線の線路を並走しながら福井市内に入り、初日のゴールの東尋坊を目指す。
出来たら東尋坊の夕日が見れると良いね。という感じでゴールを設定していたのだが、予定通り東尋坊で夕日が沈む前の18:15に到着。
この日は水平線の上に雲があり、海に夕日が沈むところは残念ながら見ることはできず。
それでもGWだけあって大きなカメラを構える人や家族連れが多数いた。
鎖や鉄柵もなく自己責任な岩場が日本の観光地らしくなくて良い。
絶壁を満喫して早々に今夜のキャンプ地を目指す。
東尋坊から3kmぐらいの休暇村越前三国オートキャンプ場に19時前に到着。
荷物をほどき何年ぶりかのテントの設営をし、落ち着く前に20時に閉まるスーパー(ハニー三国中央店)に行き、肉、魚介、ビールなど購入。
ゆっくり炭をおこして、火と酒を囲みながら久しぶりに会った友人達と、31歳という会社では中堅どころになってきた辺りの悩みや楽しみなどを共有しながら近況や昔話などを夜更けまで笑い尽くし、語り尽くす。
20年以上の付き合いの気心知れまくったこの友人達だから話せること、バイクという同じ趣味がリンクしてるから、突っ込んだ話題も共有できる心地よさがある。きっと外で火を囲んでいることも手伝っているんだろうと思う。
ホテルや旅館も良いが、キャンプはやっぱり良い。
明日は、石川県を目指して北上の予定。
今日の行程:538km。燃費:17.5km/L。ハイオク:127-130円/L。
一日中(5時から20時)Z1-Rに乗っていたが、気候も暑すぎず(いくつものトンネルがエンジンを冷やしてくれたのが良かったのかもしれない)エンジンがいつも通りばっちり動いてくれて、この調子で楽しい旅が続けられそう。(と、この時は思っていた…。が、それはまた別のお話。)
(2日目の記事:北陸・信越を巡る旅(2/3))
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5/2は13:00頃に開田高原に行ってましたよ。R19号から開田へ向かう道は気持良いですよね。
この日は快晴で御岳も綺麗でしたね。
ねずみ捕りにも負けない陽気な心の持ち主とみました。
なかなか心身鍛錬できてますね。私ならめげそう。
九頭竜湖の湖畔道路私もクルマで通ったことあります。適度なワインディングで気持ちよいですよね。
エンフィールドのかたは小馬力でたいへんそうですね。キックペダルが折れるとは。。唖然というかさすがというか。。。
斜め後ろからのアングル素敵です。
Z1R格好いいですね。
続きを待ってます(笑)
>nightさん
おお! 時間的にもかなり近くにいましたね。
当初は上高地方面を通って行こうと考えていたのですが、開田高原の道を選択して大正解でした。
>ケビンさん
私もめげそうでした…。高速降りてすぐの直線の道路で、ネズミ捕りを警戒しないのが馬鹿でした。
九頭竜湖の湖畔道路は初日の行程でも風光明媚な場所として楽しみにしていて、期待通りの素晴らしい道でした。
エンフィールドは、直線こそ差がでましたが峠などはテクニックでカバーしてぐいぐい引っ張ってくれてました。
彼のバイクも旧い年式のバイクでところどころガタがきているようですが、今回の旅ではペダルが折れただけでその他はトラブルなく走ってくれたようです。見習いたいところです…。
>Z1000Jさん
ありがとうございます。斜め後ろからのアングルが一番好きです。
バイク全般に一番映えるアングルなんじゃないかなと個人的には思っています。
初めての長旅でしたが、甘く見てました…。
ちなみに、この日のツーリングで左側カウルガードが割れてなくなっていました・・・
>nightさん
わわ。Z1-Rのカウルガードは無くしやすいパーツですね。
私も過去記事で触れましたが、右側を落としましたのでお気持ち分かります。