KAWASAKI Z1-R log

当初8/20-21で行く予定だったが、天候に恵まれず8/27-28にリスケをした。

しかし、27日も天気がぱっとせず、今にも泣き出しそうなの鈍色の雲。

回復傾向の天気予報を信じて駆け出し、待ち合わせ場所の東名足柄PAを目指す。

東名に乗ってすぐ、小雨がぱらつき始めた。

背の高いトラックの後ろにピッタリとくっつき走ったので、ほぼ濡れずに足柄PA到着（am6:45）。

ZRX400のiszが既に到着していた。2年ぶりの再開。

「降ったねー」と苦笑い。お互いの近況を交換しているうちに、初対面となるiszの友人のCB400のonと、thenderAce乗りだったtkmがハーレーに跨り登場。

今回のメンバーが揃ったので目的の井川湖を目指し、まずは静岡ICを目指す。

（kn,akbは予定が合わず、kymは車検を切らしているらしい）

静岡ICで降りて、R362～県道60に入る。

路面が濡れていなければもっと楽しめたのだろうが、控えめな速度でワインディングを走る。

休憩中に、地元の人が「この先通行止めだよ」と教えてくれた。「でもバイクなら行けちゃうだろうな」と言われ、自己責任で行けちゃうような通行止めなのかな？ なんて思いながら、県道60をだいぶ進んでしまった手前、いまから別の道で井川湖を目指すのは時間的にも厳しいなと思い、進んでみることした。

途中、「この先通行止め」の標識が何度か出ていて、結局、バリケードのあるちゃんとした通行止め。

早々に諦め、今日の目的地をどこにするか話し合う。

地図をみると、戻ったところにキャンプ場があったのでそこに変更。

目的は、井川湖では無く、久しぶりにあったこの面子で火を囲みながら、酒を酌み交わすことなので、それが出来れば場所はどこだって良い。

ここで、CB400のonが予定通り離脱。夜にライブに行くのだとか。まだ夏だ。

iszとtkmでキャンプ場を目指す。急勾配のヘアピンをクリアして15時ぐらいに到着。

下界は晴れているが、山の中のキャンプ場は霧のような雨が降っている。

こんな天気なので、他には誰もいない。

大きな木の下にテントを張って、宴会の準備。

キャンプ場の管理人が、大きなブルーシートを貸してくれたので、雨よけのタープとして張る。

まずは枝豆をサッと茹でて、乾杯。

tkmが手際よく火を起こして、長い夜が始まる。

お互い気を使わない者同士の酒は格別。

この距離感を一朝一夕で作るのは難しく、義務教育期間の濃密な時間と人間関係が成せる業だ。

夜更けまで、誰に気を使うでもなく大声で笑い合えるのは、nobodyなキャンプ場の特権。

自分のテントに戻った記憶が無いが、ちゃんとシュラフに包まって目覚めた。

テントから顔出すと、青空が見えた。今日も楽しい日になりそうだ。

二日酔いの体に鞭を打ってコーヒーを飲む。

静かなキャンプ場の朝に、夜露をまとった愛機を眺めながら、飲むコーヒーは美味い。

「すごい酔っ払って、すごい満足そうな顔してた」とtkmに言われた。

当たり前だ。この日を誰よりも楽しみにしていたのだから。

だらだらと馬鹿話をしながら、出立の準備をする。

帰りの行程は特に決めていないので、地図を見ながら相談。

地図に「三保の松原」の文字を見つけてリクエスト。

藤子・A・不二雄の「まんが道」で主人公の満賀道雄が「銭湯のタイル絵は、三保の松原に限る」と、語るシーンが印象的で、一度本物を見てみたかったのだ。

乾いた路面を満喫するようにワインディングを駆ける。

気温が高くて、革ジャンは荷物と一緒にタンデムシートに括りつけた。

三保の松原は、肝心の富士山が雲の中に隠れて見ることができなかった。

桜海老でもで食べて帰ろうとするが、目当ての店がみつからず沼津港まで走って海鮮丼を食べて、箱根を越えて帰宅。

毎年夏には、2年前のGWメンバーでツーリングをしよう。という約束をして別れた。

【data】
総距離：28,095mile
ツーリング距離：295mile≒472km
燃費：17.23km/l
ガス：148～165円/l