KAWASAKI Z1-R log

nightさんから「走行中にサイドカバーが落下してしまった」という話を聞いて、走りながらサイドカバーを確認したりしていて、何か対策をしたいなあと思いつつ今に至る。

そんな折、先日ご一緒したGUM!さんのサイドカバーにはバッチリ落下防止の対策がしてあり、写真を撮らせてもらった。（左の写真）

また、以前「割れたシートレールの修復」記事のコメント欄でサイドカバー落下の話になり、kz1000d3さんから下記のコメントを頂いた。

サイドカバー飛ばさない良い方法があります！　　サイドカバーの裏に3箇所のキノコみたいな？突起が
ありますよね。　その先端寄りの部分にリューターで横に穴を開けます。(上面の2箇所で良いでしょう）
(穴あけの前に、穴ゴムに挿してみて位置決めしたほうが失敗がありません）
そこに、サイドカバーを車体に取り付けてから裏より少し大きめのベータピンを通して固定します。
こうすると、ビクとも動きません！盗難防止にも効果絶大です！！
難点はサイドカバーを外すのに、シートとエアクリーナのサイレンサーを外さなければなりませんが・・・。

GUM!さんもkz1000d3さんもサイドカバーの突起部分に穴を開けて固定する方法をとっている。

私も倣って突起に穴を開けようと考え、（kz1000d3さんのアドバイスにある通り）まずはサイドカバーを装着した状態でどこに穴を開けるか確認。

写真を見ると、突起先端の円錐状になっている部分に穴を開けないと脱着時に干渉することがわかる。

ドリル片手に、突起部分に刃を当ててみてふと思った。「こりゃ無理だ……」

斜めになっている突起部分に水平に穴を貫通させるのは私には至難の業だ。

いったんドリルを置き、穴を開けずに何とかならないか考える。

こういう時は、見慣れないパーツの宝庫プロ用ホームセンターに行って良いアイディアを模索するに限る。

プロな方々に混じって、あれこれ手に取っては持参したサイドカバーに当てて格闘。

こういう作業は自分のアイディア次第で納得いくものが作れそうで、とても楽しい。

ネジの棚から離れて徘徊しているとちょっと変わった形状のタイラップを発見。

タイラップの先端にネジ穴が付いてる。

これならネジ穴を利用してGUM!さんのようにワイヤーを使って固定ができそう。

1.5mmのワイヤーと、ワイヤーを任意の位置で固定する「オーバルスリーブ」を購入。

このスリーブを潰すことでワイヤーが抜けること無く固定ができる。

しかし、このスリーブを潰すことが手持ちの工具では難しい。当初ペンチでいけるかな。なんて安易に考えていたが、びくともしない。。

再度ホームセンターに行くと、圧着工具という専用の工具がずらり。

今回の作業以外に出番が無さそうだけど、背に腹は変えられないと電気工事士の検定で指定されているらしい4,000円弱のものを購入。

さすが専用工具。とても使い易く思い通りにスリーブを固定できた。

これを4箇所繰り返す。

サイドカバーに取り付けて完成。

サイドカバーをバイクに装着してみる。

左右のワイヤー同士をカラビナで固定する。これで落下しても飛んでいくことはないかな。

自分以外の人が知らずにサイドカバーを外す時の為にワイヤーに余裕を持たせたが若干余り気味なので、もう少し工夫の余地がありそう。

ホームセンターに電話の受話器のコードようなクルクル巻いた伸縮する短いワイヤーがあったので、そいつを利用すればすっきり収納できるかな。こういう試行錯誤が楽しい。